寝過ぎると腰痛になる? 「腰痛を治すには安静が一番」は誤解です!

腰痛を治すには安静が一番? それは腰痛の誤解です!

今現在、腰痛の治療中でしょうか? 腰の痛みは、いつ治るかも分からないし、このまま治らないのかと思うと、本当に不安になりますね。

私は腰痛に悩んでいた当時、腰痛を治すには自然治癒しかないのだと思い、なるべく安静を心掛けました。

治療費のお金も馬鹿にならないし、腰が痛い状態で通院するのも大変です。少し時間は掛かっても、無理をせず、腰痛が治るのを待つしかないと思ったわけです。

ところが、この考え方には落とし穴がありました。「自分で治していく」という方向性は良かったのですが、腰痛は安静にさえしていれば治るものではなかった!のです。

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腰痛を治そうと思い、安静を心掛けた結果は?

腰痛を抱えている人が安静を心掛けると、一日の中で寝ている状態が、自然に増えていくと思います。

確かに、ぎっくり腰などの急性腰痛の場合、2~3日は安静にしたほうが無難です。無理をすると痛みが激しくなりますし、さらに悪化して症状が長引いてしまいます。

問題は、ある程度、痛みが引いた後の対処なのです。

私もそうでしたが、「あんな酷い痛みは二度と経験したくない!」という気持ちが強すぎると、できる限り安静の状態をキープしようとします。

運動やスポーツはもちろん、外出も控えるようになり、腰には常時、腰痛ベルトを巻いているような状態が日常化してきます。それが数ヶ月、半年、そして一年も続いてしまうのですね。

それで腰痛が治ったのかと言えば、答は「NO!」です。日が経つにつれて、「腰痛が治るどころか、さらに悪化したのではないか?」と、感じるようにもなりました。

自然治癒と言えば聞こえは良いですが、単に知恵が足らなかったのです。じっと安静にしていれば、そのうちに治るだろうと勝手に思い込んでいたわけです。

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腰痛の原因は、筋肉の緊張にある

腰痛の女性

病気になったら、安静にするのが一番のはずです。それなのに、なぜ腰痛の場合は安静にしていても治らないのでしょうか

それは腰痛の原因を知れば、「なるほど!」と理解できることなのです。

先に結論を書きましょう。腰痛の原因は、筋肉の緊張にあります。

筋肉の緊張とは、どのような状態かと言うと、古くなったゴムを思い浮かべてみてください。弾力を失って、硬くなっていますね?

あなたの腰部の筋肉も、そのような状態になっています。柔軟に伸び縮みするはずの筋肉が、縮こまってガチガチに硬くなっているのです。

このように筋肉が緊張した状態では、筋肉内に血行不良が起きており、疲労物質が排出されずに溜まっています。それが神経を刺激しているのです。

その結果として、腰痛や肩こりなどの痛みが生じているのです。

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筋肉が緊張する3つの原因

では、なぜ筋肉が緊張してしまうのでしょうか? その主な原因は、以下の3つだと言われています。

① 筋肉を動かすことで緊張する

② 筋肉を動かさないために緊張する

③ 骨格の歪みによって緊張する

カラー版 9割の腰痛は自分で治せる (中経の文庫)』より

①は、自分の筋力を超えた運動をした場合に起こります。

スポーツなどで頑張り過ぎて、翌朝、「体の節々が痛い!」という経験は誰にでもあると思います。これはいわゆる筋肉痛なので、時間が経てば自然に治ります。

多くの人が悩んでいる腰痛の原因は、②と③になります。

②筋肉を動かさないために緊張する」というのは意外かもしれません。①とは全くの逆ですね。でも、例えば、椅子に座りっぱなしの状態が長く続くと、背中や腰が痛みませんか?

これは筋肉を動かさないために血行不良が起きて、筋肉を緊張させてしまったからなのです。

血液は、心臓の力だけで流れているのではありません。筋肉の伸縮によっても、血管内の血液を送り出しているのです。

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筋肉は動かさないと硬くなる

ここまで読めば、なぜ安静にしているのに腰痛が治らないのか、もうお分かりだと思います。

安静にばかりしていると、筋肉を動かす機会が極端に減ってくるので、「②筋肉を動かさないために緊張する」という状態になってしまうのです。

寝過ぎると、起きた時に腰が痛むのは、このためです。

私は前述したように、安静を心掛けた結果、「治るどころか、さらに悪化したのではないか?」と感じました。これはその通りだったのです。

筋肉は適度に動かしていないと、血行不良を起こして、かえって腰痛を重症化させてしまうので注意が必要なのだと考えてください。

ちなみに、「③骨格の歪みによって緊張する」は、②の原因に連動します。

筋肉を動かさないために硬くなった筋肉が、骨を引っ張って歪めてしまうことが、骨格の歪みの原因なのです。

整体などで、一時的に骨格の歪みを直してもすぐに戻ってしまう理由は、硬くなっている筋肉が引っ張って、また元の位置(歪んだ骨格)に戻してしまうからです。

このため、筋肉の緊張をやわらげない限り、骨格の歪みもなかなか治りません。

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寝過ぎると腰痛になる理由

安静にしているだけでは腰痛は治らず、かえって悪化する危険があることを理解して頂けたかと思います。

さらに付け加えると、安静にしている状態は、体を横にしているわけです。この寝姿も腰痛には良くないのです。

人間の体は、起き上がって活動することで、本来の機能が発揮されるようにできています。

ところが、長い時間寝たままでいると、背骨のS字カーブや骨盤の前傾のバランスが崩れてしまう上、周囲の筋肉も固くなっているので、起き上がったときの腰への負担が大きくなってしまいます。

入院して寝てばかりいたら腰が悪くなった」という話を聞きますが、これも以上のような理由からなのです。

腰痛が治るのはどっち?』より

寝過ぎることで、背中や腰が圧迫される時間が長くなります。また、寝返りによって、無意識に腰に負担の掛かる寝姿をしてしまう可能性も高くなります。

発症後、腰の痛みが激しい数日は安静が必要ですが、腰の痛みが和らいできたならば、無理のない範囲で日常の生活に少しずつ戻れるように心掛けてください。

結論としては、腰痛を治すためには、過度に安静を長く保つよりも、適度に体を動かしたほうが良いということです。

慢性の腰痛に悩んでいる人は、ストレッチを取り入れてみてください。但し、自己流のストレッチは危険なので、腰痛患者のために開発されたストレッチングベンチの使用をお勧めします。

興味のある人は、ぜひお読みください!

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