腰痛にならないためには、どうすれば良いか?
以下の2点を心掛けるだけでも、腰痛の予防と改善に役立つはずです。ぜひ試してみてください。
カット後には、バンザイ・ストレッチを習慣にする
腰に良くないと分かっていても、どうしても前屈みや中腰の姿勢になることはあります。
このため、お客様のカットを終えた後や休憩時間に、以下のバンザイ・ストレッチをお勧めします。お客様の見ている前ではできないでしょうから、店の奥で試してみてください。場所は取らないので、控え室でもできます。
バンザイ・ストレッチは、一回の簡単な動作で、腰まわり、背中、肩、腕、首の全身ストレッチができます。
これを日々の習慣にするのとしないのとでは、大きな違いが出て来るので、さっそく今から取り入れてみてください!
バンザイ・ストレッチの方法
1 ストレッチをする前に、深呼吸をしてください。鼻から息を吸って、口からゆっくりと吐き出します。
2 リラックスしてきたと感じたら、バンザイ・ストレッチを行います。両足は肩幅よりも少し開いたくらいの姿勢でOKです。
3 バンザイをする前に、両手を組んでください。組んだ手のひらを真上に返しながら、ゆっくりと頭上の位置までバンザイします。背筋は少し反る程度に伸ばしてください。
一旦、バンザイの状態をキープしてから、両腕をゆっくりと戻します。これを3セット行います。
【注意点】
- 筋肉が緊張していると、ストレッチの効果が半減してしまいます。行う前に深呼吸することで、自律神経を整えてリラックスさせます。
- バンザイのポーズではありますが、勢いを付けて行わないでください。上半身の反動を利用して、いきなり「バンザーイ!」とやるのは危険です。
左右均等の体の使い方をする
仕事中に履いている靴をチェックしてみてください。腰痛に靴なんて関係ないと思うかもしれませんが、意外に大事なポイントです。
左右どちらかの靴底が磨り減っている場合には、普段、そちらの足に重心を掛けている癖が付いているということです。
そもそも靴の高さが少し違っているだけでも、骨格を歪ませる原因になるので、まずは新しい靴に替えてください。そして左右のバランスが均等になるように、体の使い方を工夫してみてください。
例えば、体を右側に傾けてカットしていると気付いたならば、少し立ち位置をずらして、左右の体のバランスが均等になるようにします。
体を傾けるのではなく、立つ位置をこまめに変えて調整するわけです。
また、左に重心を置く癖の付いている人は、右側も意識して使うようにしてください。
左右のどちらかに偏った体の使い方をしていることが、腰痛の原因になっている人も多いのです。本人は無意識にやっていることなので、周りの人に聞いてみると分かることもあります。